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スタントマンが交通事故を再現

取材日 2016年06月27日(月)

飛び出してきた自転車が自動車と衝突  (主催者提供)

飛び出してきた自転車が自動車と衝突  (主催者提供)

一時停止せず自転車同士で衝突    (主催者提供)

一時停止せず自転車同士で衝突    (主催者提供)

多摩警察署交通課長の話を聞く生徒達 “交通ルール・マナーを守る。事故に会ったら警察に届ける。”

多摩警察署交通課長の話を聞く生徒達 “交通ルール・マナーを守る。事故に会ったら警察に届ける。”

自転車の交通安全教室ー
  近年、自転車のルール違反やマナー違反また重大事故が社会問題となり、2015年6月1日に改正道路交通法が施行され、自転車による交通違反がより厳しく取り締まられることになった。

  自転車は日常生活に欠かせない便利なものだが、乗り方によっては大きな危険性をはらんでいる。

  多摩区が開催した、中学生を対象にした、スケアード・ストレート方式による自転車の交通安全教室を取材した。
  主催は川崎市・多摩区交通安全対策協議会。地元の町内会も協力し菅中学生のほか、近隣の主婦やシニアも多数参加した。

ースケアード・ストレート方式とはー
  「恐怖を直視する」という意味で、ルール・マナーを守らないと「どのような危険があるか」、また「どのような状況で事故が発生しやすいか」などについて、プロのスタントマンが実際に目の前で事故を起こして見せることによって、正しい自転車の乗り方を学ぶものだ。

ーいよいよスタントマンによる事故が再現されるー
  ・時速40kmで走行している自動車が「ブーブー」とクラクションを  鳴らす。「危ない!」次の瞬間「ガシャン」横から飛び出してきた自転車に衝突。自転車の運転手が舞い上がりフロントガラスにぶつかる。
 ・交差点で出会いがしらに自転車同士が衝突
 ・いわゆる、サンキュー事故
 ・大型車両の内輪差による自転車の巻き込み
 ・中学生が自動車に同乗、自転車との衝突を体験
など、様々な状況での事故が再現された。なぜ事故が起こったのか、どうすれば良かったのかなどを解り易く解説してくれた。1時間程度の内容。

 参加した中学生は「事故を他人事と考えていたが、身近なものと実感した。自分も気を付けなければならないと思った。」「今日の体験や教えてもらったことを日常生活に活かしたい。」と感想を述べていた。

  教室開催を担当した、多摩区役所危機管理担当の課長は「高齢者による自転車事故が年々増えています。被害者にも加害者にもなり得ます。危険を認識した上でルールを守ることが重要です。」と語ってくれた。

◇今後のスケアード・ストレート方式による交通安全教室の開催予定
7月8日(金) 14:20 ~  川崎市立中野島中学校
 10月6日(木) 14:45 ~  神奈川県立多摩高等学校
問合せ先 多摩区役所危機管理担当 044-935-3135 (誰でも参加可)
*多摩区以外は、各区の危機管理担当に要確認
川崎市立菅中学校校庭(多摩区)
松井 洋一
シニアリポーターの感想

 中学生が対象のため刺激が少ない内容であったが、かなりのインパクトがあった。危険性を十分認識できた。一方、交通安全教育は継続性も必要だと感じた。機会があれば是非参加をお勧めします。

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