エピソードを織り込んだ作田氏の講演
幼子の様子を気にしつつも熱心に聞き入る
中原区食育推進分科会 活動の展示
「食育基本法」が施行されて10年たつ。「食育」の取り組みについては、「法律」という堅苦しい枠組を超えた広がりをみせているように思う。日常生活の中で「食」が当たり前のこととして、定着しているからだろうか。
市は「川崎市食育推進計画」をつくり、区では「中原区食育推進分科会」を設置している。今回は2回目となる「食育講演会」を主催した。
60名を超す参加者の中には分科会関係者のほかに、乳児、小学生男児連れの母親たちの姿もあった。「食育」は子どもの将来に関わる大きな関心事だ.
講師は、管理栄養士・調理師・公認スポーツ栄養士の資格をもつ作田雅子氏。
公認スポーツ栄養士として体育大学の学生や、高校のクラブ活動・チームに関わっている。栄養サポート活動を通し「食」で苦しむ選手たちに出会った。
「食べることが楽しい!」と感じる感性を育てたいと、主にジュニア選手に対しては体験型サポートを行っている。
子どもが健やかに育つために親は何をすればいいのか
・大人がお手本! 朝昼晩の3食をきちんと食べる。
(味覚の定着は年齢に「…つ」のつく10歳未満まで)
・成長に必要な栄養や睡眠などの環境を整える。
・子どもにチャレンジさせる環境を作り、役割をあたえる。
(子どもが料理に興味を持ち始める年齢のピークは5歳!)
運動能力を高めるためには、しっかりと食事をとって栄養を摂取する。
「食べる能力」「内臓の強さ」も重要だという
中原区食育の取組:
http://www.city.kawasaki.jp/nakahara/page/0000074437.html
前週も「食」に関するシニア向けの講演会があり、そこでも自然・里山・農業・健康などに関する幅広い分野の活動団体の発表がありました。 改めて見直せば「食育」は様々な場所で広く行われていることに気が付きました。シニア世帯の我が家で夕食を共にする幼い孫達のために、最近は乳製品の消費が多くなりました。
思春期にダイエットで悩まないよう、働き盛りにメタボで苦しまないように。我が家の「食育」も奮闘中です。