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花まつり、お釈迦様の誕生祝い

取材日 2017年04月08日(土)

花まつりの読経 般若心経から
花まつりの読経 般若心経から
花御堂。生花飾りは寺の女性たち
花御堂。生花飾りは寺の女性たち
築250年の本堂。当時からの天井画
築250年の本堂。当時からの天井画
 
 春うららかな頃に、お釈迦様の誕生日を迎える。この日のことは、たいていの人が仏式の葬儀に出向き、墓参りもしていながら、キリスト生誕のクリスマスに比べると、我々の認識は今一つだ。 昨今、お寺めぐりの若い層も増えているとのこと。花に囲まれた小さな誕生仏のお参りも、心休まるものがある。
縁あって、地元では「りゅうだいじ」さんと親しみを込めて呼ばれているお寺に伺った。

「花まつり」とは~
釈迦が誕生するとき、実家に向かっていた母が、途中のルンビニー園という花園で出産をした。すると、天より竜王が香水をそそぎ、辺りを清めたという因縁にもとづいて「花まつり」には甘茶をかけてお参りをする。お釈迦様には三つの記念日がある。誕生日の「灌仏会」(かんぶつえ・花まつり)と、悟りを開いたという「成道会」(じょうどうえ)、そして亡くなった日の「涅槃会」(ねはんえ)を三大法会(ほうえ)として仏教界では重んじている。日本の釈迦の誕生祝いは推古天皇の時代に始まったと記される。

お参りはこんなふうに~
色とりどりの生花に飾られた「花御堂」の中に、右手を天に向けた小さなお釈迦様。その立像に、甘茶を3回そそぎ、鈴(リン)を2回、そして合掌。参拝が済むと龍台寺さんでは、甘茶がふるまわれる。「ほんとに甘い、おいしいですね」と子どもづれの若いお父さん。午後からは近隣の子供たちが集まり、本堂にて住職の紙芝居を楽しむそうだ。これも恒例になっており、仏様のお話も少し盛り込むそうである。

参考
■甘茶供養は江戸時代からといわれ、戦後「花まつり」というようになったとある。甘茶はガクアジサイの変種で「アマチャ」と言われる日本固有の生薬を煎じたもの。紅茶よりやや薄めの色。
■お釈迦様:シャカ族の王子として生まれ、生まれたその時に東西南北に歩き、天を指し「天上天下唯我独尊」(私という人間は天にも地にも唯一人。この世の生命〈いのち〉みんな大切)と唱えたと継承される。
龍台寺:1649年に起立。この年に寄進された灯篭が現存。深大寺の末寺。溝ノ口駅南口より洗足学園方面へ徒歩8分。    高津区久本2-12-23 
 
 
甘茶の支度。若住職

甘茶の支度。若住職

手入れの行き届いた境内

手入れの行き届いた境内

 龍台寺山門

龍台寺山門

パノラマ絵本を開いて

パノラマ絵本を開いて

催事のお知らせ

催事のお知らせ

参拝者が次々と

参拝者が次々と

高津区久本龍台寺  溝ノ口駅南口より徒歩8分
石渡一美
シニアリポーターの感想

 初めての体験でした。知人に知らせると「こどものための行事」とずっと思っていたそうです。昔この日にはお稚児さん行列がありましたしね。
でも美しく花で飾られた中に立つ、小さな仏様にお参りするなんて、とても女性向の行事だと思いました。甘茶もおいしいですよ。

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