
- 大山阿夫利神社下社境内

- 下社へ続く石段の参道
日本遺産認定「大山詣り」
大山は、丹沢山東端にあり標高1252mのピラミッド型の美しい山容をみせている。古代から霊山として多くの信仰を集めていた。「すべての道は大山に通じる」と言われたほど、江戸の庶民は大山を目指した。「大山詣り」は、平成28年4月に日本遺産に認定され、大山に残る豊かな自然の中で歴史を巡り、先人たちの思いを感じることができる観光スポットとして注目されている。
伊勢原駅から大山阿夫利神社下社を目指す
伊勢原駅から、バスに揺られ結構な細い坂道を登っていくと、新緑の間から赤く塗られた橋がいくつか見え隠れしてきた。まもなく「大山ケーブルバス停」に到着。バス停からケーブルカー乗り場までは、「こま参道」という情緒あふれる階段の道を15分ほどかけて歩く。
ケーブルカーは、「大山ケーブル駅」から「阿夫利神社駅」まで全長800mの急こう配をまっすぐに駆け上がる。前後左右の車窓には緑いっぱいの美しい景色が広がり、緑のトンネルを抜けていくようだ。
阿夫利神社の人気の秘密
大山は山全体が開運パワースポットとしても有名で、広く明るい境内は大地のエネルギーがみなぎる場所だとも言われている。下社境内へと続く石段の参道で、悪い気や心を洗い流し、大山の良い気を頂いて帰るそうだ。拝殿脇には「神泉」といわれるお水取りのスポットもあり、多くの人が訪れていた。
空気のすんでいる今ごろは、相模湾に浮かぶ江ノ島や三浦半島が一望できる。さらに山頂の本社までめざすことができるが、本格的登山のつもりで行く方が良い。
アクセスと料金
伊勢原駅からバス(310円)大山ケーブルバス停下車
大山ケーブル駅からケーブルカー(630円、往復割引あり)阿夫利神社駅下車
大山阿夫利神社ホームページ
http://www.afuri.or.jp/