
- 高津区市民提案型協働事業報告書

- 国鉄時代の駅前。現三井住友、浜銀付近

- 大井町線駅前、通り抜けると国鉄駅
高津シルバーガイドの会は、平成7年結成時よりの目的でもある、郷土史を学び伝えていく取り組みを継続してきた。平成29年は現JR線の他に私鉄玉川線(現東急電鉄)が溝口に乗り入れ90年。区制45年、商業ビル「ノクティ―」開業20年など、街の歴史に区切りのいい年となった。この年を機に申請した 、29年度「高津区市民提案型協働事業」に「わが街、たかつ」溝口駅周辺アーカイブ事業が選ばれた。
駅周辺アーカイブ事業の活動
この取り組みに対し、区民から多大な協力を得ることができたと、ガイドの会会長佐藤忠さんは振り返る。出会いのあった区民からの思い出の写真、逸話、会員が自ら歩いた街の再発見など、次々に資料が集まった。これをもとにして、昨秋マルイファミリーにて写真展を開催。
そして本年3月には高津市民館にて「溝口を語ろう、ノクチの歴史を振り返ろう」と題して、講演とシンポジウムを行った。地名の由来や地形、歴史、区民の思い出話など100名も集まった会場は盛況であった。
活動の成果
平成30年3月「『わが街、たかつ』溝口駅周辺アーカイブ事業報告書『記憶を記録に残し、後世につたえていく』」が完成した。全122ページの内容は見ごたえ、読み応えのある貴重な一冊となっている。会員11名の並々ならぬ努力が垣間見える力作だ。印刷数は100部と少ないが高津区役所2F企画課、区内公共施設にて閲覧ができる。
問合わせ:高津区役所企画課戸田職員 044-861-3135
※写真提供 一部を除いて「高津シルバーガイドの会」より
【参考】溝口は住所表記の正式名。溝ノ口、溝の口は鉄道や企業、商店等が使い分けている名称。