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茅葺屋根の古民家 旧白洲邸“武相荘”

取材日 2019年07月30日(火)

  白洲次郎・正子旧宅の説明看板
  白洲次郎・正子旧宅の説明看板
 長屋門前のカフェ。次郎最初の愛車
 長屋門前のカフェ。次郎最初の愛車
         レストラン
         レストラン
古民家 “武相荘” の成り立ち
 白洲次郎・正子夫妻が1943年5月、当時の東京市新宿区水道町から戦況の悪化に伴い現在の東京都町田市に転居した。敷地面積約二千坪。
武相荘の命名は、住まいの鶴川村が武蔵国と相模国にまたがる場所にあったことから武相荘(ぶあいそう)と名付けたとのこと。また白洲次郎独特の、一捻りしたいという気持ちから、無愛想をかけて名付けたともある。
 2001年10月より記念館・資料館として一般公開。2002年11月町田市指定史跡に指定された。
 カフェやレストランが併設されている茅葺屋根の古民家。

 長屋門を入って直ぐ右手2階が第2ギャラリーで、当時はドアに「GENTLEMEN ONLY SALOON BAR」と書かれたBARだった。その奥がレストランと第1ギャラリーになる。

 季節によって企画があり、今は「武相荘-夏」と題して企画展が8月25日まで開催されている。
  白洲次郎・正子夫妻の生涯を知ることが出来る品々や写真など、多く展示されていた。残念ながら第1ギャラリー内の写真撮影は禁止だった。
  次郎の遺言「葬式無用、戒名無用」と書かれた紙片もあった。

★全施設定休日 月曜日 夏季・冬季休館あり
 入館料 1,050
  ミュージアム開館 10001700(最終入場時間 1630)。
   電話:042-735-5732
 小学生以下の入館はできません(乳児は除く)
 カフェ&ランチ&ディナーは電話で問い合わせをしてからに
   電話:042-708-8633
 

庭園の散策もお勧め

 さほど広くはないが、かつて白洲夫妻が農作業に精を出していたことを思い描きながら、何処に何を育てていたか想像しながら散策しても楽しめる。
 春から夏の花は少ししか咲いていなかったが、“秋の紅葉もお勧めです”とスタッフの言葉。
 駐車場からチケット売り場へは、別の散策路になるがそちらに畑が多かったようだ。
        散歩道の鈴鹿峠

        散歩道の鈴鹿峠

  正子が次郎の遺髪を埋めた石塔

  正子が次郎の遺髪を埋めた石塔

         庭からみた外のカフェ

         庭からみた外のカフェ

SALOON BARのドアに書かれた文字に注目

SALOON BARのドアに書かれた文字に注目

   夏の展示品ガラスの小物(HPより)

   夏の展示品ガラスの小物(HPより)

       蒐集品展示(HPより)

       蒐集品展示(HPより)

小田急小田原線鶴川駅北口下車 徒歩約15分
三田田鶴子
シニアリポーターの感想

 HPで検索して興味がありましたら是非出かけてみて下さい。
 ブログで、「白洲夫妻の本をあらかじめ読むなりして、興味のある人が訪れる場所。単なる名所旧跡と思って行くと、変な古民家・・・で終わってしまうだろう」、とありましたが、私も名前を知っている程度でしたが一度は行ってみたいと思っていた。
 改めて、白洲次郎・正子夫妻の人となりを知ることができた。二人の蒐集品の数々は見応えがある。
 大阪から来たというシニアの男性が「白洲次郎の生き方に興味を持ち、亡くなるまで愛した武相荘を一度は見ておきたかった」と、外のカフェで暫く周りを眺めていた。

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