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桜道・二ヶ領用水2012

取材日 2012年04月08日(日)

写真1、川面から見上げる
写真1、川面から見上げる
写真2、水音がここちよい
写真2、水音がここちよい
 2012年、今年の春はことのほか、桜の開花を人々は待ったと思う。荒天の日々がおさまった日曜日は絶好の花見日和になった。昨年竣工400年をむかえた二ヶ領用水の桜を追って歩いてみた。溝の口の大山街道から登戸までおよそ5㌔の桜道だ。

 

      写真1、大山街道の大石橋(溝の口駅より6分)から国道246号の間の、しだれ桜のトンネル。

      写真2、国道の歩道橋をわたり、道なりにすすむと高津区の名所、円筒分水がソメイヨシノの古木にかこまれて、いにしえより変わることなく水をたたえている(本サイト「わたしの散歩道3」3月14日投稿を参照)

      写真3、宿河原駅ちかくの川堤から、緑化センター付近の間が花見銀座。桜もみごとだが、花見客の人物観察も一興だ。

      写真4、花のあいだを電車が通過、高架下をくぐる花見客。童心にかえってはしゃいでしまう。この辺りは人気(ひとけ)がへり、静かに花が楽しめる。

      写真5、五ケ村堀緑地。向ケ丘遊園駅から生田緑地にむかう、稲生橋わきの憩いの場所。雪柳の群生がみごとに美しい。

 

 道中のみどころは、二ヶ領用水からつづく国道246号に掛けられた、歩道橋からみる東京方面。視界がよければ、正面にスカイツリー。久地駅を過ぎたあたりの、東名高速道路の下には「徒然草」第115段「宿河原というところ~」と彫られた重厚な石碑がある。そこから10分ほど上流に向かうと市の「緑化センター」があり多種多様な植物が楽しめる。さらに多摩川までゆくと水門と桜の風情がよい。そこには「せせらぎ館」がある。

全コースのんびりとした散策ならば3~4時間。途中ベンチや、公的施設もあるのでトイレの心配もなくシニアには最適だ。運動を兼ねた歩きなら90分程。

花が散れば、花いかだや葉桜は宴のあとの美しさ。深緑のころには人も少なく、小枝を揺らし川をぬける風は涼やかだ。
 

 
写真3、水辺の枝は手にとどく

写真3、水辺の枝は手にとどく

写真4、電車が頭上を通過

写真4、電車が頭上を通過

写真5、市街地の騒音が消えたよう

写真5、市街地の騒音が消えたよう

石渡一美
シニアリポーターの感想

桜は水に向かって枝をのばし、二ヶ領の桜は並木となって、どこまでも目の高さに続くのでより一層美しい。市街地にあって、この桜並木と護岸の草花は時節の便りをよこしてくれる。

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