
- 講演会ポスター

- パネルディスカッションの様子
川崎市主催「第14回シニアライフ講演会」が多摩市民館にて開催された。企画運営は認定NPO法人かわさき創造プロジェクトが担当した。
当日、講師の都合により、式次が変更となり、プログラム最後の項目から始まった。
(8月31日記事参照)
プログラム1:「パネルディスカッション」
「公益法人かわさき市民活動センター」理事長、小倉敬子さんがコーディネーターを務めた。また、パネラーは川崎市で活動している団体から代表者が参加し、活動の紹介や展望などを発表した。初試みとしてステージ上に大きなスクリーンが設置され、参加者の顔がリモート会議さながらに映し出されていた。聴講者にとって発言の様子がよく見えて、理解の手助けになっていた。
プログラム2:「街にシニアの居場所を」基調講演
「さわやか福祉財団」会長、堀田力さんによる講演。便利な世の中になるにつれ、失われた街の住みやすさを取り戻そうというテーマだった。その活動の中心にシニアの力が役立つのではないかという提案だ。パネルディスカッションの参加団体の活動にも通じるテーマである。
プログラム3:「いつも何かにときめいていよう」
女優、藤田弓子さんの講演は、自身の半生を、芸能活動で出会った人たち、出来事などを交えて語り、時に笑いを誘いながらの楽しいものだった。「ジジ色ババ色を脱ぎ捨てる」という副題がついていたが、明るい色を着て若い気持ちを保とうというもの。「ときめき」も「明るい色の服」も、シニアをメンタル面から押し上げてくれる。最後に「褒める」「感謝する」「笑顔」の三つの言葉を大切にしようという提言があった。藤田さんと聴講者で笑顔の練習をして賑やかに終演となった。
全体を通して、ポジティブなエネルギーを感じ、聴講者各自が前向きになれた講演会だったのではないだろうか。「シニアライフ講演会」は、来年も開催予定だ。
パネルディスカッション参加団体(敬称略)
「宮前カフェ連絡会 まいcafeみ~や」 代表 川田和子
「川崎市地球温暖化防止活動推進センター」 センター長 庄司佳子
「NPO法人多摩川エコミュージアム」 代表理事 松井隆一
「認定NPO法人かわさき創造プロジェクト」 江澤雅男