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知っておこう  消火器の正しい使い方

取材日 2023年06月10日(土)

  スローガン、顔の見えるまちづくり
  スローガン、顔の見えるまちづくり
  消火器の説明をする消防隊員
  消火器の説明をする消防隊員
   溝口第5町会は毎年初夏に恒例として、自主防災訓練を実施している。今回も起震車、ポンプ車、煙幕テント、消火器などを使用し、消防署員の指導の下に、楽しく訓練をした。
  中でも身近な消火器の特性、使い方に注目した。  一般住宅用を用いて、訓練では消火器の中身は「水」で行われた。

 

その使い方

 ①  消火器の上部レバーにある黄色のピンを抜く。②消火器の上部を抑えながらホースの最先端(金属部分)を握って本体から外す。③ホースの先端を火元に向けながら上部のレバーを握ると消火剤が吹き出る。

 

 必須、覚えましょう、消火器の特性
 消火器の中身は粉末であるため、風上に向けると自身が振りかぶってしまう。消火の時は風上に立って、風下に消火器ホースを向ける。
 消火器の薬剤は噴射後15秒で尽きてしまう。なので、出火を見つけたらまずは消火器を持ち出しながら、大声で「火事だー火事だー」と叫びながら行動する。他者が気づいて119番に連絡してくれる。
 炎が天井に達すると、消火器では鎮火はできない速やかに身の安全を確保する。マンション等大型集合住宅では、50m以内に1台設置となっているので確認をしておこう。

 

日頃の心得
 高津消防署では職員150名、ポンプ車(消防車)6台、大災害の時には全員が揃う。しかしポンプ車は6台しかないので、消火器による初期消火は大変重要になる、と説明があった。
 「災害は忘れたころに~」。上記3項目と消火器の特性を頭に、消火器の現物を見ながら頭の中でシミュレーションをしてみましょう。まずは「黄色のピンをぬいて~」と。 

ホースの先端を持ち、目標を定めて。

ホースの先端を持ち、目標を定めて。

  開会宣言。子ども達も楽しそう

  開会宣言。子ども達も楽しそう

   起震車に、巫女さんも参加

   起震車に、巫女さんも参加

高津区溝口 溝口神社境内
石渡一美
シニアリポーターの感想

 コロナがまん延していない頃は、炊き出し訓練も行っていた。町会単位としては、かなり内容が充実していると思う。
今回より、このイベントのスローガンを掲げた。「安心安全な町づくり、顔の見える町会を目指して~」というものだ。

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