通称“とんもり谷戸”と言われているが正式名称“飛森(とびもり)谷戸”。
毎年ホタルが飛び交うこの時期に「森の音楽会」が開催される。「飛森谷戸の自然を守る会」が行っている行事の一つである。
会場となる「思いでのうたの小径」へ行くまでの道のりは坂道できついが、6月の夕方6時頃はまだ明るいので森や畑や田んぼを見ながらゆっくりと歩くのも、それなりに良い気分になれる。受付までの道沿いにも篝火が灯され、「森の音楽会」の気分を盛り上げる。ステージ横の大きな篝火も屋外ならでは。
演奏者の “style-3!” は「森の音楽会」ではお馴染みのよう。演目にある「ホタル」はこの地をイメージして作られた曲。
開催当日の朝方までは台風の影響で屋外での開催も危ぶまれたが(※雨天時は「初山幼稚園ホールにて」)、無事に屋外での開催が出来た。
今回は観客数が少ないかな?と思われたが終わりころには300人程だったようだ。森の広場だけあって大人は音楽鑑賞に集中でき子どもは自由に声を出して遊びまわれるのがとても魅力的。
音楽会が終わったあとのこの時期ならでの楽しみは、帰り道の川沿いにてのホタル観賞。
今年はホタルが早めに飛び初めたそうで、ホタルの数が多いように見受けられた。
ステージ左右に篝火が灯されていて綺麗な色が見られたので、係の人に聞いたら「この中には色が出るような物が入っているよ」。
間伐された竹で作られた灯篭が柔らかく周りを照らして、音楽との雰囲気が楽しめた。
受付には、新鮮野菜(トマトやキュウリ、ジャガイモなど)、味噌、ジャム、などこの場所ならではの品々が売られていた。
入場料:1,000円 中学生以下は無料
主催:飛森谷戸の自然を守る会
「飛森谷戸の自然を守る会」の年間行事定例作業として草刈り・川掃除・不要木の間伐など里山保全の全般=どんど焼き=どろんこ教室=竹の間伐=田植え→稲刈り/脱穀=ジャガイモ&大根植え→収穫、などをこなす。
色のついた かがり火
ほのかな灯りのなかでの音楽鑑賞
森の広場入り口看板
「森の音楽会」は年に2回、ホタルの飛び交う6月と、少しの紅葉と月が綺麗に観れる10月頃に行われている。
運が良ければホタルが手に泊まってくれる事もあり、子どもたちはそれを楽しみに暫く両手を差し出してじっと待っている姿が可愛い。勿論、飛び立っていくのをじっと見守る。
写真は上手く撮れていないが舞台左右の篝火(かがり火)は紫、赤、青の色が見れた。
お土産に、地産地消「とんもり てづくり味噌 飛森味噌」とシールに書かれたものを買った。つぶつぶが残った手作り感たっぷりの味噌。
他の行事は殆ど知らないが、年初めに行われる“どんど焼き”に一度参加した事がある。