そんな進捗の中、令和3年から「登戸・遊園ミライノバ」が始動している。川崎市と小田急電鉄(株)が覚書締結をして行っているプロジェクトだ。区画整理でうまれた空き地利用を「まちの賑わいを創出するステップへ」との位置付に。目標は区画整理事業完了に向けて、地域住民の手により「自律的な取り組みとなる」ことを目指す。
ミライノバには「ハレの日とイツモの日」と名打ち、分けた活動体制が組まれている。大規模なまちぐるみのイベントは「ハレの日」。祭り(フェスタ)で、今年度は11月12日(日)に登戸駅前にて開催予定。7,000人の来場目標がある。
「イツモの日」の取り組みは主に三つ。
1)高架下の活用 イベントスペースとして住民本屋・ストリートパフォーマンス・地元老舗の出張販売などが前例にある。
2)空き地の活用 親子ヨガや、のぼりと園芸部などが活動。空き地に花壇や畑づくりを。近隣の園児たちも観察に訪れたりしている。
3)駅前エリアの活用 キッチンカーの出店。好評により多様な飲食店が増えてている。また新たな取り組みとしてドッグランを整備中。
区画整理により、様々な人生模様もあったに違いないが、こうした市の取組みのアフターケアーにより、地元には未来に向けて、明るい展望が見える。また、住民たちの交流や、街に対しての活動、キッチンカーの参入など、近隣地域にも大きな広報になっている。
【参考】のぼりと園芸部に参加するには
毎週火曜日午前7:40に空き地に集合。
問合せ先044-933-8511(登戸企画整理事務所)
川崎市HPより
登戸区画整理事業 https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000021967.html
登戸・向ヶ丘遊園駅周辺エリアの賑わい創出に向けた「登戸・遊園 ミライノバ」の
取組について https://www.city.kawasaki.jp/500/page/0000130652.html
掲載写真☆印は区画整理事務所提供
すっきりと整備された道路。
高層ビルの建築ラッシュが続く
☆ミライノバオープンミーティング
2022年のハレの日開催チラシ
☆駅前に造園家の植栽ゲリラアート
☆高架下でぐちゃぐちゃペイント遊び
駅近の一等地に、入れかわり立ち代わりにキッチンカーが、
出入りしていたり、花壇を作り出したりと、それぞれの人々が立ちいっている。このご時世に、おおらかな地主さんがと感心したのがきっかけで取材をした。たまたます地元の友人の情報が私の背中を押した。