※上映しようと思いついたきっかけ
10年程前に、中原市民館で16mmフィルム映画の「操作方法の講習会」があり、その縁で高津区にある「視聴覚センター・ライブラリー・川崎市総合教育センター」を見学させて貰った。
その際に沢山の「映画フィルム」があまり使われないまま、移動書庫に保管されているのを見て「もったいない!」と大変驚き、直ぐに上映会を思いついた。
協力者のメンバーは8名。宮前区まちづくり協議会、ボードゲームの会、みやまえ未来の会、中原市民館で講習会を受講した同期の知人。
映写機・映画フィルム等の機材は、視聴覚センター・ライブラリーから無料で貸し出して貰った。
◎8月20日(日曜日) 10時~12時
宮前市民館大ホールにて「夏休み子どもあそびランド」の一環として上映。
一般市民と一緒に「児童養護施設・川崎愛児園」の園児(20名)が鑑賞に来てくれた。
今回が初めての試みで、たまに聞こえる子どもたちの感動の声を聞いてやって良かったと実感。
◎8月25日(金曜日) 18時30分~19時30分
宮前区役所市民広場
日が暮れてからの上映会のためか、子どもの姿が少なかったが、それでも買物ついでの親子が足を止めて鑑賞。
電源は区役所から借用出来ないため、東京電力が所有するEV車の1台を派遣して貰い、1階駐車場に停めてケーブルドラムで2階広場へ配電。
※それぞれでの上映作品は5本
①プルートのサーカス:10分 1950年(昭和25年作)
②ドナルドダックと貯金箱:10分 製作年不明
③みにくいアヒルの子:8分 1931年(昭和6年作)
④三びきの子ぶた:9分 1933年(昭和8年作)
⑤ジャングル大帝-1 誕生:24分 1965年(昭和40年作)。翌年の劇場公開版は、ベネチア国際映画祭で「銀獅子賞」を受賞
16mmフィルム映写機 小学高学年の男の子が興味深そうに周りを探索
映画上映中
秋岡氏より提供
市政だより宮前区版「16mmフィルム ナイトシアター カタカタとフィルムが回る音を体験してみましょう」という文面に惹かれて観に行くことに。
8月20日市民館大ホールでの上映会の情報は、残念ながら知りませんでした。
偶然、知人に誘われて準備段階の手伝いに参加し、秋岡さんとのその後の対話でも16mmフィルムに対する思いが強い事を知り、今日のような広い場所でなくとも上映出来るチャンスがあったら応援したい……です。
※秋岡さんからのコメント
機器は単純だが、上映に関しては高価な映画フィルムを扱うデリケートな操作となる。
一つずつのローラーに、デリケートなフィルムを噛ましてセットする必要があり、映写技術者の技力が発揮される。