シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

「ムサシ(634m)で空中散歩」

取材日 2012年05月24日(木)

上った展望回廊と展望デッキ
上った展望回廊と展望デッキ
エレベーターの江戸の四季をモチーフにした内装
エレベーターの江戸の四季をモチーフにした内装
 使われた鉄骨が4,100トン、携わった技術者延べ6万人、作業者延58万人、あの高い所で一個一個の大きなパーツを手作りでの溶接技術そして、その大きさと細やかさ、現在と伝統を両立させた技術、構造に日本刀のそりと、寺院の屋根の起(むく)りが、と、そんな前情報を元に、開業されたばかりの東京スカイツリーに上った。そこはまるで宇宙(そら)だった。

 開業の3ヶ月前から、大混雑の噂があり、仕事の都合と、開業時の混み具合から3ヶ日目くらいが狙い目かと、早めに募集があったツアーに応募。特にこのツアーは180分の自由時間があり、これだと450mの展望回廊に行けるとよんで、申込み、心待ちして望んだその日が524日だった。4時半起床、6時少し前の電車に乗っての参加である。平日だった事、朝早かった事で、4台ある4階の入口フロアのエレベーターも数分待ちで乗れた。エレベーターの飾りに感心しているも無く350mの展望デッキに着くそして、我先にエレベーターを下りて、450mの展望回廊に向かうチケットセンターの列に並んだ。これも幸い10分位でチケットが買えた。尽かさず、展望回廊行きのエレベーターに乗った。天井を見ると、ものすごい速さで最上階に近づいて行く様子が覗ける。階を表示する数値が400,430,440,445,450mと出た瞬間、ドアが開いた。「あっ、お・おッ」  高いなあ、声が詰まったが、そこは、まだ宇宙(そら)にいる気分ではなかった。「高い、高い、見える、見える」と思いながら、円形の回廊を上って行くと、そこは、最高到達点451.2m、カメラマンのフラッシュ・ラッシュの場だ。浅草は何処だ、皇居は、富士山は・・・ 高いところに上ったいつもの光景が続く。時間に余裕があるのでもう1回、展望回廊を廻り、満足してエレベーターで展望デッキ(350m)に下りた。展望デッキでは、デジタル映像技術の案内板と外の景色を比べるのも良いが、私は、足元のガラス床からの直下の景色を覗く事が一番だと、ガラス床のフロアを探し覗いた。ゾクゾクときた。これだ、宇宙(そら)だ、ふわーとした感覚を感じた。思わず何回もシャッターを切った。大勢の職人さん手で溶接した鉄骨と地上の歩行者が一望できた。 展望デッキでゆっくりと外の大パノラマを見て、出口フロア行きのエレベーターで312店舗を誇る東京ソラマチへ下りた。ソラマチでは、特に2階の生鮮・食品売り場がお薦めと思った。さすがにここは下町、新鮮で安価なお魚や品物がたくさんあった。実用的なお土産をここで買い求め、更に満喫した気持ちで帰路についた。
グングン エレベーターの上がって行く様子が見れる

グングン エレベーターの上がって行く様子が見れる

シニア達が一斉にシャッターを切る最高到達点

シニア達が一斉にシャッターを切る最高到達点

ガラス張りの床から望むツリーの鉄骨と地上の様子

ガラス張りの床から望むツリーの鉄骨と地上の様子

宮島 賢治
シニアリポーターの感想

 五重の塔、東京タワー、そして、スカイツリー、先人の知恵と知識に支えられ、蓄積された技術、それこそが技術の塊、その塊の上に上ったら、それは感無量であろう。世界一の技術を結集したスカイツリーに上って元気を貰おう、それが、シニアの活きる活力となるかと思いスカイツリー搭乗体験記として投稿した。

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