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持続可能な社会を求めて

取材日 2012年06月11日(月)

かわさきエコ未来館
かわさきエコ未来館
ガイドツアー
ガイドツアー
   梅雨ばれの日曜日、川崎区浮島の、地球の環境や川崎の環境を見て触れて体験する学習施設『かわさきエコ未来館』を見学した。川崎市地球環境推進室係長さんによると、(再生可能エネルギーを始めとする環境について、体験しながら学ぶ)、をコンセプトに計画され、(資源循環、自然共生、が未来に無理なくつながり、無理なく続けていく、を実践しましょう、)と、啓発する施設との事、
    館内は1階正面を入り受付を通ると、床一面に川崎市全土の航空写真がはめ込まれている。しばし腰を曲げ、見覚えのある施設、自宅などを目でたり、楽しめる空間になっている。壁にはガイダンス等が映し出されている。
2階は、再生可能エネルギーゾーン、資源循環チャレンジゾーン、地球温暖化チャレンジゾーンが配置された展示場である。特に資源循環チャレンジゾーンでは、私たちが出した資源物が分別され、何の再生資源になるのかが、資源物のレプリカに触れる事でわかる仕組みになっている。再生品が思いもよらぬ品物になる事が実感できる展示場であった。
   当未来館は、見学ガイドツアー(予約制)があり、隣接する浮島太陽光発電(メガソーラー)、資源化処理施設、浮島処理センター(小学生のみ)、の見学学習ができる、当日は日曜日の為プラントは稼働していなかった。資源処理施設ではミックスペーパー(川崎市全区で1日35トン処理)、プラスチック製容器梱包(川崎、幸、中原の3区で1日13トン、平成24年度からは全市へ拡大)の分別を行い、現在は外注業者により、ミックスペーパーはトイレットペーパーに再生され市の施設や商業施設ラゾーナで使われている。プラスチック製容器梱包は固形燃料に再生され、工業用燃料として使用されている、ガイドさんによると、収集時、ミックスペーパーで1%の別の混入物があり、プラスチック製容器梱包は悪臭の中、人手による分別が行われている。
    トレー・カップ等は簡単に洗って、また破砕機で袋を破るので2重に袋に入れないよう、等のお願いがあった。
   最後に浮島太陽光発電所は、川崎市と東京電力株式会社の共同事業である。1㎞ほど離れた扇島太陽光発電所と合わせて日本最大級の太陽光発電装置。
   出力合計2万kW   年間発電電力量は一般家庭5,900軒分 炭酸ガス排出量8.900トン削減
広大な敷地に設置されている装置を見学し、未来館で最先端の環境技術を見て、学習することが出来る。
プラスチック製容器梱包分別装置

プラスチック製容器梱包分別装置

 ミックスペーパー分別装置

 ミックスペーパー分別装置

太陽光発電装置(浮島)全景

太陽光発電装置(浮島)全景

取材同伴者名:秋山 勝行
望月正一
シニアリポーターの感想

持続可能な社会に向け未来の子供の為に、今、何が出来るか考える事の出来る施設であった、一度は見学する価値のある施設であると思う。
未来館連絡先【 かわさきエコ未来館(日曜日休館) TEL:044-223-8869  ホームページ:http://eco-miraikan.jp/ 】

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