「たのしい地元のクラブへあなたも入会しませんか。あなたを待っている人がいます。楽しいクラブです。」川崎市老人クラブ連合会のパンフレットが目に飛び込む。昨年度の統計では9区・(地区)の連合会に483単位クラブ、会員数28,036人とある。
「宮前市民ギャラリー」では1日中で最も暑い午後2時、作品の搬入飾り付けが同時に進行していた。元気なシニアたちが作業中。冷房は全く効かない。作品受付表の厚い束を片手に、文化部長の吉田さんは昨年の宮前区老人クラブ連合会の作品展には、宮前地区93名(14クラブ)・向ヶ丘地区106名(15クラブ)計199名(29クラブ)だったから今年も同じような数になるだろうと語る。部長の仕事について今年で8年目の大ベテラン。
老人クラブは・・・「老人福祉法」に基づく高齢者の親睦団体。加入資格はおおむね60歳以上の方。(但し、60歳未満の加入も妨げない。)
各クラブでは会則を定め、少額の会費負担がある。
目的・性格 1・仲間づくり、健康づくり、生きがいづくり 2・高齢者の知識・経験を活かし明るい高齢社会の実現 3・地域と生活を豊かにする社会活動 4・社会諸制度の学習・実践・参画 5・「健康・友愛・奉仕」の全国三大運動の推進
製作者の中には90歳以上の方や牛乳と墨を使った珍しい書等など。沢山の力作に真面目な日常の生活をかいま見た気がする。
実施期間中(8月10日~16日)はお盆時にも拘わらず6・7名の区老連理事・女性理事・文化部員らが1日運営に当たる。6日間の来場者は866人。今年はクラブ数30・作品数は219と増えている。本当にご苦労様!
作品展お知らせ
作品展を見ながら談笑
腕を競う作品群
自分が“老人クラブに”と思った頃からあっと言う間に後期高齢者 ?作品からはエネギーが伝わり、年齢を全く感じない。楽しみなが ら作っているから?
文化部長吉田さんの23年度・24年度の作品展のデータからはク ラブや作品数の多さに驚く、しかも徐々に増えている。まさに老人 力だ。