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宮前区でブルーベリー狩り!

取材日 2012年08月23日(木)

味見をしながら、粒を選びます
味見をしながら、粒を選びます
オクラの花と杉田さん
オクラの花と杉田さん
23年前からこの季節になると、ブルーベリー狩りを楽しんでいる知人に誘われ、宮前区菅生の「杉田農園」に出向いた。ブルーベリー農園は同区内には二ヶ所しかない。川崎市民であれば、「梨狩り」は馴染み深い。「ブルーベリー狩り」は今様のオシャレ感にそそられた。尻手黒川線沿い、菅生の尾根道から蔵敷寄り、柿生線に向かって少し下ったところにある農園の一部200坪ほどが、ブルーベリー畑になっている。「杉田農園」は野菜の「生産農家」ではない。担い手のない都市近郊の農業地を守るための試みが「ブルーベリー狩り」だ。はじめてから78年だそうだ。狩り取り期間を長くするために、多品種が栽培されている。

 
  畑に踏み入ると、すずなりの木に心踊るが、しっかりと黒ずんで見えても味は熟れてはいない。木によっても味がちがう。「味見をしながら摘んで」と気さくにご主人が、摘み取りの要領を教えてくれる。じかに木からのつまみ喰いがすごく楽しい。農薬散布はしていないという。「スッパ~ィ」と肩をすぼめたり、「ここ、大当たり」などとはしゃぐが、薄手の手袋、虫予防の服装、帽子、持ち帰り用袋は、各自必須の支度だ。

 
 所定の容器にすりきり一杯、約400gで1000円。口に頬張っても、ケーキに添えても酸味を感じない、市販品にはない完熟で良質の甘さが広がる。
また香り高い生姜の花を教わり、大輪のオクラの花は、かじらせてもらった。確かにオクラの味と多少の粘りがあった。家庭菜園のコツなども教えてくれる。
  残暑は厳しいが、早朝の訪問にも応じてくれる。これからの実は完熟となりさらに、美味しさが期待できる。

 
 摘み取り期間:7月下旬~9月中旬まで 要予約申し込み 044-977-1416(杉田公男)

 もう一ヶ所、246号沿い中有馬保育園近くに青木農園があるが今季はすでに終了している。
 

 
完熟の粒だけを収穫

完熟の粒だけを収穫

コンビニのケーキにトッピング

コンビニのケーキにトッピング

ネットで覆われている畑

ネットで覆われている畑

石渡一美
シニアリポーターの感想

川崎市内でブルーベリー狩りができるなんて素敵ですよね。正直、味は期待していませんでしたが、本当に甘くて、優良品でした。小粒のものでも美味しいです。

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