消防署・赤十字はレギュラー参加
消防署員の協力で起震車で揺れの体験、煙幕テントで避難訓練。消火器、消火ホースの扱いなど火事の初動動作などを学ぶ。
けがの手当てに三角布の使い方、AEDの使い方,心臓マッサージの体験などは赤十字のボランティア団体が指導する。
近年の災害で・・・・「共助」がクローズアップ
2019年の台風19号で、高津区では大規模な水害が発生した。一度に80件の浸水があり、消防署は災害現場の出動に手が回らない状態となった。救助のボートを出しても途中で何人もの被災者に助けを乞われ、目的地に中々にたどり着けないという事態になった。「公助」が行き届かなくなるのだ。「自助」には「共助」が必要。
消防署員の訓示
これらの出来事から、平常より近所付き合いが大切と説く。助けの電話をかけてもらう、何か道具を貸してもらうなど顔見知りであれば「共助」の力が多いに発揮される。この事とからも防災訓練は大切で、町会単位であれば近所とのコミュニティが作れる。
災害ばかりではない、お一人様暮らしが増えた昨今、体調不良、自宅での転倒など、ご近所の手を借りれば手遅れも少なくなる。
人づきあいが苦手なら、まずは自然体でお天気の挨拶くらいから始めてみましょう。
【参考】覚えましょう
1) 消火器は薬剤が15秒しかないので、必ず火元まで持って行き消化を始める。天井まで火が上がったら消せない。火を見つけたら大声で「火事だ」と叫ぶ。
2) 消火栓は個人では使えない。消火放水は顔などに向けると、ほほ肉が一瞬で吹き飛ぶ威力がある。
公道には100mおきに消火栓がある
放水訓練 顔の肉を飛ばす水圧の威力
#7119で危機状態を相談できる
毎年の恒例行事で、ここでしか顔を会わせない方々もいる。参加者はだんだん高齢者が多くなり、健康確認の場になってもいる。若い人たちも親世代との同居世帯は少ない。経験や知恵の浅い世代に、積極的な参加がないのが課題であると思う。