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四万十出身、植物生態学者発信

取材日 2025年10月20日(月)

ドクダミの天ぷら(皿上部)
ドクダミの天ぷら(皿上部)
   ムカゴとツユクサ
   ムカゴとツユクサ
  新聞の見出し「野草 食べておけば憂いなし」の見出しに、我が目が釘付けに。さらに災害時に備えて「普段から野草を食べ慣れておこう」と続く。四万十出身、植物生態学者 故澤良木庄一(さわらぎ しょういち)氏が「高知発防災植物」として発信、地元市民団体が普及活動をしている。  


防災食という備え

 南海トラフ地震で、大きな被害が想定される高知県四万十市が発信して10年を迎えたという。「防災植物とは」定義がある。それは、災害時に食料難となった場合に無毒無害安全に、調理や加工処理すれば食べられる身近な山野草を指す。目的は避難生活などで不足がちな野菜の代わりとして、栄養補給をする。


身近に食せる野草は多数
 ハコベ、ドクダミ、オオバコ、シロツメクサ、ツユクサ、ユキノシタ,など多種あるものの、都会では何処もコンクリートだらけ。庭付きの家では草刈りに往生しても、都市生活者にはハコベすらない現状だ。  

 
都会人でもできる簡単な備え
 日頃使っている野菜で、根がついていたら絶対に切り捨てない。根ミツバ、セリ、長ネギ、万能ネギなどは鉢植えですぐに成長する。使用するときは根元で切り、根を鉢植えしておくと数年は育成し続ける。肥料はコメのとぎ汁くらいで良い。あとは真夏など水やりを忘れなければ、薬味などちょこっと使いに便利。鉢物のアロエも、食べるもいいし薬草にもなる。これらはマンション上階居住者には、特におすすめしたい。

 参考 
防災植物 - 検索 
災害時に「防災植物」を~「日本防災植物協会」が提唱 | 老友新聞社 | 日本老友新聞
※上記サイトには、非常時の山野草の食べ方が紹介されている。

    
   ミツバ、根を植えて3週間

   ミツバ、根を植えて3週間

    万能ねぎ、使用しながら放置

    万能ねぎ、使用しながら放置

     ツユクサのサラダ、生使い

     ツユクサのサラダ、生使い

自宅周辺の道端
石渡一美
シニアリポーターの感想

我が家は在住80年になる。古いゆえに植えたこともない野草が多種ある。ドクダミ、ユキノシタ、ツユクサ、ミョウガ、ミント、フキなどが草刈りをマメにしない我が家には、はびこっている。これらの植物は薬味や佃煮、お茶、具の少ない時の天ぷらなど日常に使っている。現在は来客にも喜ばれているが山野草のみを食べるとなると、余ほどの飢餓状態にならないと・・・・。
本文末尾のリンク先参照。

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