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専門医から学ぶ、風邪の最新情報

取材日 2017年01月25日(水)

風邪をひいたら、暖かくして安静が大事
風邪をひいたら、暖かくして安静が大事
かわさき健康塾のチラシはネットでも入手
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 毎年1月2月はインフルエンザの流行シーズンである。なぜか冬は風邪をひきやすい。今回は、川崎幸病院の医療講座「わさき健康塾」で、当院の根本隆章(感染症専門医)さんから、風邪の対処法や予防法など、風邪のおさらいと最新情報を学んだ。

 

 ◆風邪の歴史

 紀元前5世紀、ギリシャのヒポクラテスの著書に風邪の記載もあるが、長い間、原因不明だった。しかし1933年、風邪の原因菌がウィルスと判った。83年前の大発見である。

 

 風邪とは、鼻から喉の急性感染症で、気管や気管支まで拡大することが多い。

風邪の9割はウィルスで感染し、普通風邪とインフルエンザに大別される。「風邪は万病のもと」。肺炎やまれに大動脈瘤の破裂とあなどれない病気と話が続く。

 

なぜインフルエンザは毎年流行するのか

インフルエンザウィルスの怖さは、毎年姿を変えて流行すること。さらに数十年に一度、新型インフルエンザが誕生し、全世界に猛威をふるってきた。

(例)1920年のスペイン風邪は4,000~5,000万人の死者を出した。

 

抗インフルエンザウィルス薬の使い分け

 薬の効力は、病状を16時間前後だけ短縮する。免疫力を下げる可能性もあり、元気な人には不要。但し、ハイリスク患者(持病のある人、65才以上、妊婦)は必要と先生は話す。

 

風邪の予防法

・インフルエンザワクチンは有効。罹患しても重症化を防げる。

・うがいの消毒薬は傷害性もあり、喉の細胞にダメージを与える。水で長めのうがいが良い。

 

風邪の対処法

ウィルスには抗生物質も効かないため、風邪の特効薬がない。自分の免疫力がウイルスを排除するのを待つしかない

基本的には薬局の市販薬で対応可能。

大事なことは、風邪をひいたら暖かくして安静にが大前提。

●但し、次のような症状は即病院へ

・38度以上の高熱

・水も呑み込めない辛い喉の痛み

・症状が1週間以上続く⇒細菌感染の可能性

・下を向くとひどい頭痛⇒副鼻腔炎が疑われるので耳鼻科へ

 

資料 

  「かわさき健康塾」 2012年6月から、医療知識を提供する目的で、毎月無料講座を開催している併せて企業・町内会・各種団体などへ出張講演も無料で実施中。

詳細は、川崎幸病院広報室044-542-7007 http://saiwaihp.jp/

会場へのアクセス JR川崎駅西口 徒歩8分 

        ※川崎駅西口からの無料シャトルバスも運行

        

参考資料

家庭の医学 成美堂出版

おしえて!インフルエンザのひみつ ポプラ社

 

 

開場直後の会場。10分後にはほぼ満席

開場直後の会場。10分後にはほぼ満席

かわさき健康塾のマスコット「フクスケ君」

かわさき健康塾のマスコット「フクスケ君」

講義中の画像

講義中の画像

取材同伴者名:内田 恭子
第二川崎幸クリニック
吉川 眞沙美
シニアリポーターの感想

風邪の特効薬は無いが印象に残った。
他に、「医学部では風邪の講座がほとんどなかった」やうがいの話に驚いた。うがい薬の常用者には、身近な常識を修正できた。

吉川眞沙美

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