1、脳梗塞を引き起こす動脈硬化
2、骨折につながる転倒
転倒の6~7割は、家庭内で起きる。昨日まで大丈夫だった1センチの段差で転ぶ。特に大腿骨の骨折は、寝たきりになりかねない。下肢の筋肉は早く衰えやすいことを知っておくべき。
シニアの運動は、現状維持が大原則。
歩きながらボールを転がすグラウンド・ゴルフは、地味だが健康効果あり。毎日運動しても、あまり負担をかけないと講師は力説する。
☆実技体験
区役所脇の「ゆめ広場」に移動し、実技指導。マナーから始まるルールは、16条と短い。「ホールポストの中にボールが静止した状態を“ トマリ” と言う」ルールは、競技発祥の地名を後世に残すためである。
参加者は73名。町内会や老人会からの参加者が、持参したMYクラブやボールでグラウンド・ゴルフを披露した。見よう見まねで参加した初心者も、歓声や拍手が沸き上がった。
☆参加者の声
・もう20年になるという女性は、町内会の講習後、多摩川河川敷で練習する。
・友人に誘われ、週1回、近所の公園で仲間に入れてもらっているという男性
・家にいる年寄りは、引きこもりがち。週4~5回、顔なじみとおしゃべりしながら楽しんでいるよ。
・プレー時間。月曜~金曜の練習で参加者は約60名。8ホールで1ゲーム。4ゲームのプレーで2時間。歩数は約3,000歩と話す幸区ふれあい広場の臼井清さん。
●詳細は
川崎市グラウンド・ゴルフ協会 常任理事 臼井清さん ☎044-588-6412
ルールはマナーから始まる16条だけ
ボールを押し出すように転がす・・・
道具はホールポスト、ボール、クラブ、スタートマップだけ
年を重ねるたびに、体に良い運動をしなければと思っていた。ちょうど町内会の回覧板で目にしたグラウンド・ゴルフ。参加して、周りから教えられ、ホールポストに、ボールが入った時は、ちょっとした達成感でうれしくなった。プレー後の健康体操を含め、爽快感に満たされた。人生楽しむため、身の丈にあった運動習慣が必要かもしれない。
吉川眞沙美